NAB plug-in for MWT ユーザーズ・ガイド June 21, 2006
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第3章 各ビューについて

3.1 各ビューの名称と機能 

当ツールでは、さまざまなビューと呼ばれる作業ウィンドウを提供しています。

当ツールで提供しているビューの種類と概要を説明します。

ビュー名

概要

[C/C++ Projects]

現在作業中のワークスペースに存在するプロジェクトの一覧を表示します。

[NAB/MWT Tree]

編集中のプロジェクトに存在するインスタンスの配置構造を

ツリー状に表示します。

[NAB/MWT List]

選択しているインスタンス配下の子インスタンスの一覧を表示します。

[NAB/MWT Editor]

マウス操作により実行時の画面イメージをビジュアルに配置/編集できます。

[NAB/MWT Properties]

インスタンスのプロパティを設定できます。

[NAB/MWT Procedures]

イベントプロシージャを設定/編集できます。

[NAB/MWT Attributes]

インスタンスの各種属性を設定できます。

[NAB/MWT Object Box]

[NAB/MWT Editor]ビュー上にインスタンスを配置する際、

使用するクラスを選択できます。

図:ビューの種類とデフォルト位置


クリックすると拡大します

Eclipseは、各ビューを移動したり閉じたりすることができますが、現在のビューの状態を保持し次回起動時もその状態で表示します。

ビューをデフォルトの配置にする場合は、[ウィンドウ]メニューの[パースペクティブのリセット]を選択します。

3.2 [C/C++ Projects]ビューについて 

図:[C/C++ Projects]ビュー

現在作業中のワークスペースに存在するプロジェクトの一覧を表示します。

プロジェクト中に存在するファイルなどの資源をツリー状に表示します。

 

[C/C++ Projects]メニューには、プロジェクトを操作するためのメニュー、アイコンが配置されています。

項目

概要

New

プロジェクト/アプリケーションウィンドウを作成します。

Copy

選択したプロジェクトをコピーします。

Paste

コピーしたプロジェクトの貼り付けをします。

削除

選択したプロジェクトを削除します。

移動

選択したプロジェクトを移動します。

インポート

NAB/MWTプロジェクトファイルやWideStudio/MWTプロジェクトファイルなどをインポートします。

エクスポート

NAB/MWTプロジェクトファイルやWideStudio/MWTプロジェクトファイルなどをエクスポートします。

プロシェクトを閉じる

選択したプロジェクトを閉じます。

プロシェクトを開く

選択したプロジェクトを開きます。

プロパティ

選択したプロジェクトのビルドなどの環境設定をします。

3.2.1 一般的な操作/設定について 

EclipseのJDTやCDTのプロジェクトと同じ物に関して、同じように操作/設定できます。

[プロパティ]の当ツールに関する設定については、「4.1 ビルドするための環境設定について」を参考にしてください。

3.2.2 プロジェクトのインポートについて 

3.2.2.1 NAB/MWTプロジェクトファイルをインポートするには 

以下にNAB/MWTプロジェクトファイルをインポートする手順を説明します。

■操作手順

  1. [ファイル]メニューの[インポート...]を選択します。

    図:インポートの選択

  2. [インポート]ダイアログで[既存プロジェクトをワークスペースへ]を選択し[次へ]ボタンを選択します。

    図:[インポート]ダイアログ

  3. [インポート]ダイアログで[ルート・ディレクトリの選択]欄の[参照...]ボタンを選択します。そして、ワークスペースもしくはNAB/MWTプロジェクトのフォルダを選択します。

    図:[インポート]ダイアログ

  4. [インポート]ダイアログの[プロジェクト]欄に表示するNAB/MWTプロジェクト一覧からインポートしたいプロジェクトを選択し[終了]ボタンを選択します。

    図:Hello2プロジェクトを選択した例

  5. 以下のようにインポートしたプロジェクトを[C/C++ Projects]ビューに表示します。

    図:Hello2プロジェクトを表示した例

3.2.2.2 WideStudio/MWTプロジェクトファイルをインポートするには 

以下にWideStudio/MWTプロジェクトファイルをインポートする手順を説明します。

■操作手順

  1. [ファイル]メニューの[インポート...]を選択します。

    図:インポートの選択

  2. [インポート]ダイアログで[WideStudio/MWT Project]ボタンを選択します。

    図:[インポート]ダイアログ

  3. [WideStudio/MWTプロジェクトのインポート]ダイアログで[WideStudio/MWT プロジェクトファイル]欄の[参照...]ボタンを選択します。そして、WideStudio/MWTプロジェクトファイルを選択します。

    プログラミング言語を変更したい場合は、[プログラミング言語]欄で言語を選択してください。

    図:[インポート]ダイアログ

  4. [WideStudio/MWTプロジェクトのインポート]ダイアログで[終了]ボタンを選択します。

    図:サンプルプロジェクト(Hello)を選択した例

  5. 以下のようにインポートしたプロジェクトを[C/C++ Projects]ビューに表示します。

    図:サンプルプロジェクト(Hello)を表示した例

3.2.3 NAB/MWTプロジェクトを構成するファイルについて 

アプリケーションビルダーで作成されるファイルをみてみよう。

プロジェクトを作成して、アプリケーションを開発する場合、いろいろなファイルが作成されます。

ファイル名

概要

.project

Eclipse標準のプロジェクトファイル

.cdtproject

CDTのプロジェクトファイル

"プロジェクト名".prj

プロジェクトの設定

"プロジェクト名".cpp

コンパイル時に自動作成されるソースファイル

"プロジェクト名".wns

プロジェクトに登録されているウィンドウの一覧の保持

"プロジェクト名".col

プロジェクトのユーザ定義色の設定の保持

"アプリケーションウィンドウ名".win

アプリケーションウィンドウの構成情報の保持

"アプリケーションウィンドウ名".cpp

コンパイル時に自動作成されるソースファイル

"イベントプロシージャ関数名".cpp

イベントプロシージャとして登録されたソースファイル

3.3 [NAB/MWT Tree]ビューについて 

図:[NAB/MWT Tree]ビュー

作成中のアプリケーションウィンドウまたは、アプリケーションウィンドウ上に配置されたインスタンスの一覧をツリー状に表示します。

最上段のインスタンスがアプリケーションウィンドウとして扱われます。

 

[NAB/MWT Tree]ビューには、インスタンスを操作するためのメニュー、アイコンが配置されています。

項目

概要

表示

アプリケーションウィンドウを表示します。

非表示

アプリケーションウィンドウを非表示します。

保存

アプリケーションウィンドウを保存します。

コピー

選択したインスタンスをコピーします。

ペースト

コピーしたインスタンスの貼り付けをします。

削除

選択したインスタンスを削除します。

3.4 [NAB/MWT List]ビューについて 

図:[NAB/MWT List]ビュー

現在選択中のインスタンス上に配置された子インスタンスの一覧を表示します。

 

[NAB/MWT List]ビューには、インスタンスを操作するためのメニュー、アイコンが配置されています。

項目

概要

表示

アプリケーションウィンドウを表示します。

非表示

アプリケーションウィンドウを非表示にします。

保存

アプリケーションウィンドウを保存します。

コピー

選択したインスタンスをコピーします。

ペースト

コピーしたインスタンスの貼り付けをします。

削除

選択したインスタンスを削除します。

3.5 [NAB/MWT Editor]ビューについて 

図:[NAB/MWT Editor]ビュー

マウス操作により実行時の画面イメージをビジュアルに配置/編集できます。

[NAB/MWT Editor]ビューで作成中のウィンドウをアプリケーションウィンドウと呼びます。

ボタンや、フォーム、テキスト入力フィールドなど、GUI部品のインスタンスを配置し、インタラクティブに編集する機能を持ちます。

編集中のウィンドウは、アプリケーションウィンドウ単位で管理され、編集中のウィンドウは、[NAB/MWT Editor]ビュー上部のタブに列挙表示されます。

該当するアプリケーションウィンドウ名の書かれたタブを選択することで、編集中のアプリケーションウィンドウを表示させることができます。

 

[NAB/MWT Editor]ビューには、インスタンスを編集するためのメニュー、アイコンが配置されています。

項目

概要

複写

選択したインスタンスをコピーします。

貼り付け

コピーしたインスタンスの貼り付けをします。

プロパティ

選択したインスタンスのプロパティ情報を[NAB/MWT Properties]ビューに表示します。

プロシージャ

選択したインスタンスのプロシージャ情報を[NAB/MWT Procedures]ビューに表示します。

各種設定

選択したインスタンスの各種設定情報を[NAB/MWT Attributes]ビューに表示します。

削除

選択したインスタンスを削除する。

元に戻す

編集したインスタンスを元に戻します。

保存

編集したインスタンスをファイルに保存します。

3.6 [NAB/MWT Properties]ビューについて 

図:[NAB/MWT Properties]ビュー

選択されたインスタンスの持つプロパティとその値の一覧を表示し、プロパティ項目の設定/変更を行うことができます。

3.6.1 インスタンスのプロパティ編集をするには 

[NAB/MWT Tree]/[NAB/MWT List]/[NAB/MWT Editor]ビューで編集したいインスタンスを選択して、プロパティ値の設定は、キーボードによる数値直接入力を行う以外に、プロパティの種類により、ファイル選択ダイアログによるプロパティ値の設定、色選択ダイアログによるプロパティ値の設定、コンボボックスによるプロパティ値の設定を行うことができます。

3.6.2 インスタンスを配列として定義するには 

通常、インスタンスはシンボル名(変数名)としてプログラム上で定義されます。

ループなどで制御したい場合は、インスタンスに配列名称に設定することで配列定義にすることができます。

配列として定義されたインスタンスには、配列型外部変数としてアクセスすることができます。

アプリケーションウィンドウそのものは、配列として定義できません。

以下にインスタンスを配列として定義する方法について手順を説明します。

■操作手順

  1. [NAB/MWT Editor]ビューで配列にしたいインスタンスを選択し、[NAB/MWT Properties]ビューで[名称]欄の名称に配列の要素数を追記します。

    図:配列の例

3.7 [NAB/MWT Attributes]ビューについて 

図:[NAB/MWT Attributes]ビュー

選択されているインスタンスのプログラム上の属性を設定するためのビューです。

アプリケーションウィンドウの種別や、配置されたインスタンスに関してのプログラム上での変数属性(グローバル変数として定義するか)などの設定を行います。

 

ウィンドウのタイプの設定には次の表に示すタイプが存在します。

ウィンドウタイプ

概要

通常ウィンドウ

通常のアプリケーションで用いるウィンドウとして定義します。

クラスとして定義

クラスライブラリを作る際、ウィンドウをクラスとして定義します。ウィンドウインスタンスの名称が、そのままクラス名になります。

ストア機能を利用

ウィンドウ構成情報をアプリケーションから切り離しデータファイル化します。ウィンドウ名.oofというファイルに出力されます。

本章では、クラスライブラリとストアデータファイルの作成する方法について手順を説明します。

3.7.1 クラスライブラリを作成するには 

アプリケーションウィンドウのインスタンスのウィンドウタイプを[クラスとして定義]に設定すると、クラスが生成されるようになります。

 

アプリケーションウィンドウをクラスとして定義した場合は、各項目が以下のように扱われます。

項目

概要

アプリケーションウィンドウのインスタンス名称

新しい派生クラスのクラス名称として扱われます。

アプリケーションウィンドウのインスタンスのクラス

新しい派生クラスの派生元として扱われます。

アプリケーションウィンドウ上に配置されたインスタンス

新しい派生クラスのメンバー変数でのアクセスになります。

アプリケーションウィンドウ上に配置されたインスタンスに設定されたイベントプロシージャ

新しい派生クラスのメンバーメソッドとして定義されます。

3.7.1.1 生成するクラスの基底となるクラスの設定(変更) 

当ツールで作成するクラスは、通常、トップウィンドウとして用いられたクラスがそのまま、基底クラスになります。

 

以下に手順を説明します。

■操作手順

  1. 基底クラスにしたいクラスのインスタンスをクラスとして定義したウィンドウに配置します。
  2. アプリケーションウィンドウのインスタンスを選択し、派生元インスタンスを設定する項目に、基底としたいクラスのインスタンス名称を設定します。

3.7.1.2 生成するクラスにプロパティを追加するには 

生成するクラスに対してプロパティを新たに追加設定することができます。

 

プロパティを追加する際に設定する項目を以下に示します。

項目

概要

プロパティ名称

WSNから始まるプログラム上で用いるプロパティのシンボル名称を設定します。

プロパティ型

プログラム上で保持されるプロパティの型を設定します。

変数名

プロパティ値を保持するメンバー変数名を設定します。

デフォルト値

プロパティの初期値を設定します。

定義属性

プロパティの種別情報を設定します。

種別情報には、通常プロパティ、不可視プロパティなどが存在します。

  • 通常定義 : 通常のプロパティとして定義します。
  • 不可視定義: ビルダーからは見ることのできない隠しプロパティとして定義します。
  • 削除 : 派生元のプロパティを削除するものとして定義します。
  • 初期値変更: 派生元のプロパティの初期値を変更するものとして定義します。
  • 不可視化変更: 派生元のプロパティを隠しプロパティに変更するものとして定義します。

ビルダタイトル

[NAB/MWT Properties]ビューで表示されるプロパティのタイトル文字列を設定します。

値選択一覧

[NAB/MWT Properties]ビューで表示される値の選択メニューの設定を行います。

3.7.1.3 生成するクラスにトリガの追加 

生成するクラスに対してトリガを新たに追加設定することができます。

追加するトリガには、予め予約されているトリガとユーザ定義トリガがあります。

項目

概要

トリガ編集

予め、システムで定義されているトリガ

ユーザトリガ編集

ユーザが自由に定義することの出来るトリガ

3.7.2 ストア機能を使うには 

ウィンドウ構成情報をアプリケーションから切り離しデータファイル化することができます。このデータファイルのことをストアデータファイルと呼びます。

アプリケーションウィンドウ名.oofを生成し、アプリケーションを再ビルドすることなく読み込むことができるため、以下のような利点があります。

  • アプリケーションのメモリ節約や起動の高速化

    アプリケーション実行中にストアデータファイルをロードすることで、不必要なメモリ資源の削減や起動時間の短縮化が図れます。

  • アプリケーション実行中のオンラインメンテナンスを実現化

    アプリケーション実行中にアプリケーションウィンドウをロードすることでオンラインメンテナンス(コンパイルのいらないメンテナンス)に対応したアプリケーションを構築することが可能となります。

    また、部品の形状やデザインを入れ替えることで、スキン入れ替えに対応したアプリケーションの実現も可能です。

■操作手順

  1. ストアデータファイル化したいアプリケーションウィンドウを選択し、[NAB/MWT Attributes]ビューで[ウィンドウタイプ]欄を[ストア機能を利用]にします。

    図:[ストア機能を利用]の選択

3.8 [NAB/MWT Procedures]ビューについて 

図:[NAB/MWT Procedures]ビュー

各種インスタンスに対し、イベントプロシージャと呼ばれるプログラム言語で記述された、

インスタンスの動作を補佐するためのプログラムの管理を行います。

 

[NAB/Procedures]ビューには、イベントプロシージャを操作するためのメニュー、アイコンが配置されています。

項目

概要

プロシージャの追加

プロシージャを新規追加します。

プロシージャ属性の編集

プロシージャ属性を編集します。

プロシージャの編集

プログラミング言語で記述されたプロシージャを編集します。

プロシージャの削除

プロシージャを削除します。

[プロシージャの追加]/[プロシージャ属性の編集]に対して、[プロシージャ名]、[関数名]、[トリガ]を設定します。

[プロシージャ名]に関しては、任意の文字列を設定できます。

[関数名]に関しては、プログラム言語に則り関数として呼び出せる文字列を設定します。

[トリガ]とはインスタンスに対して発生するイベントの契機を指します。

イベントプロシージャには、トリガを設定することができ、そのトリガの発生によって起動されます。

 

イベントプロシージャで利用できるトリガには、大きく分けて次のように4種類あります。

トリガ種別

概要

インスタンスの状態の変化で発生するもの

表示状態などインスタンスの状態が変化することで発生します。

マウスの変化で発生するもの

操作されるなどマウスが動作することで発生します。

キーボードの変化で発生するもの

キーが押下されるなどキーボードに関することで発生します。

その他

3.9 [NAB/MWT Object Box]ビューについて 

図:[NAB/MWT Object Box]ビュー

部品のアイコンの一覧を表示します。

[NAB/MWT Object Box]ビューの部品は、WideStudio.orgから提供されているMWTライブラリの個々の部品/Classに対応しています。

それぞれの仕様・機能については、WideStudio.orgのマニュアルを参照してください。

http://www.widestudio.org/

[NAB/MWT Object Box]ビューに収録されている部品は大きく分けて5つに分類されます。

各分類の概要を表に示します。

部品種別

概要

Windows

アプリケーションウィンドウやダイアログ、子ウィンドウに使用される部品グループです。

Forms

インスタンス上に子インスタンスを配置できる部品グループです。

Commands

いろいろな表示動作を行う部品グループです。

Drawing

主に図形を描画する部品グループです。

NonGUI

表示を伴わない動作を行う部品グループです。

アプリケーションウィンドウ上にインスタンスを配置する際、配置したいクラスのアイコンを選択し、[NAB/MWT Editor]ビュー上でインスタンスを配置します。


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