GUI アクセシビリティモードの概要

今日のアプリケーションは、ウィンドウ、アイコン、ボタンといった視覚的に判りやすいグラフィックスを用いて、直感的な操作を提供する 「グラフィカルユーザーインターフェース (GUI)」 を使用することが一般的になっています。 しかも、視覚的な操作性やビジュアル効果を向上させるために、GUI は進化を続けており、この流れはデスクトップアプリケーションだけでなく、Flash や DHTML を使ったウェブアプリケーションにまで波及しています。 こうして複雑化した GUI アプリケーションを、スクリーンリーダを使って操作するためには、アプリケーションとスクリーンリーダの連携が不可欠であり、アクセシビリティ支援技術として Windows® 環境では Microsoft® Active Accessibility (MSAA) が提供されてきました。さらに、その拡張規格である IAccessible2 インターフェースが、標準化団体により提唱されています。 しかし、実際には MSAA や IAccessible2 インターフェース経由で適切な情報が提供されているかを、効率的に調査するシステムが提供されていないため、GUI アプリケーションをアクセシブルなものにするには、多大な労力が必要とされてきました。

aDesigner の 「GUI アクセシビリティモード」 は、MSAA および IAccessible2 インターフェースに対応した、GUI アプリケーションのアクセシビリティ・チェックを支援するためのモードです。 GUI アクセシビリティモードでは、アプリケーションやウェブページ内の GUI コントロールが提供しているアクセシビリティ情報を自動チェックしたり、GUI の内容を非視覚的な情報で表現することで、アプリケーション開発者が GUI アクセシビリティを向上させる作業を効率的に支援します。

関連項目

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