PC上に保存された動画に対する音声ガイドの付与について

Eclipse ACTF Script Editor Lite (EASEL)を用いることで、インターネット上にあるコンテンツだけでなく、PC上に保存された動画に対しても音声ガイドを付与する事が可能です。 PC上の動画へ音声ガイドを付与する際には、下記の手順に従ってHTMLファイルを作成し、PC上の動画をEASELで表示してください。

HTMLテンプレートファイル

以降の説明では、Windows Media Video(WMV)ファイルを対象に、HTMLファイル内に動画を配置した上でEASELに表示させ、音声ガイドを作成する方法を説明します。それ以外の動画ファイルに関しては、変換ツールなどを用いてWMVに変換するか、各フォーマットのHTMLへの埋め込み方法のガイドなどを参考にHTML内に配置した上で EASELで読み込んでください。
(Windows Media Player, QuickTime, RealPlayer等での動作実績があります。)

テンプレートファイルの入手

以下のリンクを右クリックし、表示されるメニューからファイルを作業フォルダに保存(IEの場合は「対象をファイルに保存」メニューを選択)してください。

HTMLファイルのテンプレート

なお、右クリックの代わりにメニューキー(図1参照)の押下、もしくはShift+F10を押下することでもメニューが表示できます。

パソコンのキーボードの画像

図1:キーボード上のメニューキーの例

HTMLファイル作成手順

  1. 作業フォルダに保存したテンプレートのHTMLファイルをコピーし、適切な名前に変更してください。以降では、c:\tmpという作業フォルダの中で、test.htmlという名前に変更したとして説明を行います。また、対象となる動画ファイルはtest.wmvという名前で、作業PC上のc:\contents\にあるとします。
  2. 1.でコピーしたテンプレートファイル(test.html)をノートパッドなどのエディタで開いてください。
  3. テンプレートファイル内には、説明がコメントタグの中(<!-- で始まり -->で終わっている部分)に書かれていますので、必要に応じて確認してください。
  4. テンプレートファイルの13行目の途中にある、 value="C:\TEST\001.wmv" の ファイルパス(C:\TEST\001.wmv)の部分を、動画ファイルのおいてある場所に書き換えてください。 今回の例では
     <param name="FileName" value="C:\TEST\001.wmv">
    の部分を
     <param name="FileName" value="C:\contents\test.wmv">
    に書き換えます。
  5. 書き換えが終了したら、ファイルを保存して下さい。
  6. 保存したHTMLファイルをInternet Explorerで開き、動画が表示されるか、動画のサイズ等が適切かを確認してください。
    サイズを調整したい場合は、12行目の一番最後にあるwidthとheightの値を適宜調整してください。その他のパラメータについても、コメント内の説明を参考に、必要に応じて適宜調整してください。

HTMLファイル使用手順

  1. 上記の手順で作成したHTMLファイルを、EASELの動画再生用のブラウザに表示させます。
    方法は、図2の (1)のEASELのアドレス入力部分にファイルの場所を記述して「移動」するか、ブラウザ部分にHTMLファイルをドラッグ&ドロップするかのいずれかになります。
  2. テンプレートファイル内に配置されたボタン(図2の(2)の部分)を用いることで、下記の操作を実行できます。
    • Play/Pause ボタン ・・・ 押下するたびに再生と停止が切り替わります。
    • << 3sec ボタン ・・・ 3秒分動画を戻します。
    • 3sec >> ボタン ・・・ 3秒分動画を進めます。
    • Mark ボタン ・・・ Markをしたタイミングで、そのときの時間がMarkボタンの下のリスト中に 記録されていきます。リスト内の時間をクリックするとMarkされた時間に移動できます。

EASELにHTMLを表示した図

図2:EASEL にHTMLファイルを読み込ませた図